「職人の技」を生かした家づくり

手刻みとは、家を組立てる前にあらかじめ木材に大工さんの手で墨をつけ、ノコギリやカンナで加工していく事をいいます。

最近ではこの工程をコンピューターで管理して機械で刻んでしまうプレカットが主流になっていますがてづかではこの手刻みを大切に考えています。機械に出来ない複雑な継手加工は機械刻みに比べて 柔軟で地震にも強いのです。

アトリエ和では国産の無垢の木を使いますが、1本ごとに性質が異なります。刻む前にはそれを見極められるのも手刻みの良さなのです。

柱1本から全て手造りの家には大工さんの心意気がたくさんこもっています。


木材の長さを増すために材を継ぎ足す部分又は方法です。

材木はただの木の棒ではありません。

ちゃんと、上下や裏表があり、それをふまえた上で木の性質を見極めながら刻むことが強い構造につながります。また、材の目利きでないと出来ない技なのです。

腰掛鎌継ぎ
下木を上木で押さえつけるようにして組みます。主に土台や桁の継手として用いられます。

追掛大栓継ぎ
土台部分に良く使われる手法です。腰掛鎌継ぎに比べると加工が複雑ですがその分強度が強くなります。

台持ち継ぎ
土台や桁、小屋梁などで使われます。